生前対策とは、お元気なうちに、相続や老後の備えをしておくことの総称です。
「相続が起きてから」ではなく、「起きる前」に手を打っておくことで、
ご本人の希望をかなえ、残されるご家族の負担や争いを減らすことができます。
相続のトラブルや手続きの困難の多くは、「何も準備をしていなかった」ことから生じます。
また、認知症などで判断能力が低下すると、ご本人の意思での契約や財産の管理ができなくなり、
対策できることが大きく限られてしまいます。
生前対策は、判断能力がしっかりしている「今」だからこそ取り組める備えです。
| 遺言書の作成 | 財産の遺し方をご自身で決めておく |
| 家族信託 | 信頼するご家族に、財産の管理を託しておく |
| 生前贈与 | お元気なうちに財産を渡しておく |
| 任意後見契約 | 将来、判断能力が衰えたときに備え、支援者をあらかじめ決めておく |
| 死後事務委任 | 葬儀や各種手続きなど、亡くなった後のことを託しておく |
どの方法が適しているかは、ご家族の構成や財産の内容、お気持ちによって異なります。
複数を組み合わせることもあります。
「何から考えればよいか分からない」という方こそ、ぜひご相談ください。
ご家族の状況やご希望を丁寧に伺ったうえで、考えられる選択肢を分かりやすく整理し、
ご本人とご家族にとって最も安心できる備えをご提案いたします。
生前贈与は財産を確実に渡せる一方で、贈与税や不動産取得税がかかることがあります。
2024年1月以降の贈与から、亡くなる前の贈与を相続税の計算に加える期間が3年から7年へ段階的に延び、相続時精算課税には年110万円の基礎控除が設けられました。
税負担は方法によって大きく変わるため、当事務所では提携する税理士と連携してご提案します。
任意後見契約は、公正証書で結ぶ必要があります。判断能力が低下したときに、家庭裁判所が任意後見監督人を選ぶことで、契約の効力が生じます。
お一人暮らしの方は、葬儀や役所の手続き、遺品の整理などを託す「死後事務委任契約」を組み合わせると安心です。
任意後見契約・死後事務委任契約の費用は、内容に応じて個別にお見積りします。
| お一人 | 110,000円 |
| ご夫婦で同時に作成する場合の2人目 | 55,000円 |
| 信託財産3,000万円以下 | 385,000円 |
| 信託財産5,000万円以下 | 440,000円 |
| 信託財産1億円以下 | 550,000円 |
| 信託財産1億円超 | 個別にお見積りします |
| 信託登記(不動産がある場合) | 別途110,000円 |
| 評価額1,000万円以下 | 99,000円 |
| 評価額3,000万円以下 | 110,000円 |
| 評価額3,000万円超 | 個別にお見積りします |
登録免許税・戸籍や証明書の手数料・郵送費などの実費は別途かかります。ご依頼の前にお見積りを書面でお渡しし、途中で条件が変わった場合も、追加の作業に入る前に金額をお伝えします。
ほかの手続きの料金は料金ページをご覧ください。
判断能力がしっかりしている「今」が始めどきです。認知症などで判断能力が低下すると、遺言や契約ができなくなり、対策の選択肢が大きく限られてしまいます。
目的によって使い分けます。遺言は「亡くなった後に誰に何を遺すか」を決めるもの、家族信託は「お元気なうちから財産の管理を家族に託す」もので、認知症への備えにも役立ちます。両方を組み合わせることもあります。
相続税の試算や申告は税理士の業務です。当事務所では提携する税理士と連携し、登記や遺言などの手続きとあわせてご案内します。
お子さんがいない場合、配偶者とともに、亡くなった方の親や兄弟姉妹が相続人になることがあります。配偶者にすべてを遺したい場合は、遺言書の作成をおすすめします。兄弟姉妹には遺留分がないため、遺言があれば配偶者に全財産を遺すことができます。
名古屋市(全16区)・春日井市・小牧市・尾張旭市・北名古屋市を中心に、愛知県・岐阜県全域からご依頼を承っています。
ご来所が難しい方には、ご自宅・病院・施設へのご訪問や、郵送・オンラインでのお手続きもご用意しています。初回のご相談は無料です。
監修:司法書士 市川 貴史(司法書士法人白壁事務所 代表社員)
最終更新:2026年9月27日